2022/07/08 17:35

今年に入り、梱包用巾着の素材を変えています。

アトリエを大阪の堺市に移転しましたので何か地場産品が使えないかと思っていたところ、手拭いなどに使う晒の材料である和泉木綿をあるルートから仕入れることが可能になりました。晒になる前の段階ですので、無漂白のものです。通常印字部分も漂白して無くなりますが、あえてその部分も使って巾着にしています。この部分はある意味レアです。製品として世に出ないということと、1反(約9メートル)で1か所しかありません。TUDAとしてのこだわりではありませんが、モノづくりの裏側を面白おかしくお伝えしたいだけです。

非常に手触りが良く、今まで薄手の帆布を使っていましたが、こちらもほうがはるかに薄いため、巾着の締まり具合も美しいのです。
ランドセルリメイクでもこちらを使用していますが、お母様とお嬢さんが取り合いになったとかならなかったとか。

この素材が織られている会社では帆布も織られているとのことです。地場の帆布は初めて聞きました。ただ見本帳を拝見したら生地幅が通常の生地の3分の1で割高でした。うまく耳(生地の端)まで使えるようなデザインのアイテムを考えることができると面白いかもと思っただけです。

和泉木綿について過去の記事がありますので、ご興味もある方はご参照下さい。