2024/03/17 14:01

栃木からご縁をいただきました。


ヌメ革の年季の入ったランドセルです。

今まで色々な素材のランドセルをお預かりしてきましたが、革でも年数が経って油分が抜けて乾燥してものであれば解体中には破れます。特に細いテープ状のパーツ等は針穴が切り取り線の役目になりますのでピリピリと千切れます。

一方クラリーノ(人工皮革)の場合はご使用状況保管状況によってはとてもきれいな状態であったことも多いです。ただ化学的な劣化のレベルは外観ではわかりません。

結局素材だけの問題ではなくそれ以外の外部要因が大きく関係してくることがだんだんとわかるようになりました。

いずれにせよお客様にとっては大切な思い出が詰まった鞄です。

TUDAは修復の技術、設備は一切ございません。表面が剥がれた場合でも「ありのまま」を美と捉えて作品作りをしています。今や沢山のショップがあり、表面のコーティングまでできるお店もあると思います。もっとリーズナブルで痒い所に手が届く内容のお店もあると思います。どのショップをお選びになるかはお客様のご判断を尊重します。TUDAはあくまでも独自の世界観で味付けしたランドセルリメイクを表現していきます。

※本年度のランドセルリメイクの詳細についてはこちらをご覧ください。