奈良と言えば山本鞄のランドセルです。

今年は黒にブルーステッチのパターンが多い気がします。7～８年前は流行りであったのかもしれません。

こちらのランドセルは相変わらず頑丈な作りで解体に四苦八苦しました。これから10年20年ランドセルリメイクを継続するとなると、どこかで体力が追い付かなくなるのではと頭をよぎるほど力が必要な作業もあります。硬い金具が切れる前にこちらの血管が切れてたら笑えません。まだまだお金は貯まりませんが筋肉貯金の必要性を感じます。

大きな裁断機を持っているショップは使う部分だけを抜型で打ち抜きます。当方はそのような大きな機械もありません。なのに何故わざわざ解体にも手間をかえるのか・・・それは付加価値をつけることができる工程であると思ったからです。早くできる＝沢山できるいうことですが、ＴＵＤＡは職人1人での活動です。スピードで勝負する土俵に上がることはありません。お客様との心の距離感を近づけるということだけを集中して考えています。それは大きなチームでは逆に手薄になりがちです。

ランドセルリメイクは一生に一回です。ただランドセルを送り、作品になって帰ってくるだけではちょっと味気ないという方は少数でもおられるのではと予測していました。大きなショップのような機動力はありませんが、少数派のお客様にご縁をいただければＴＵＤＡとしては大成功なのです。

※ランドセルリメイクにご興味のある方は専用ページをご用意しています。サービス内容、価格（来年改定予定）等がおわかりいただけます。よろしければご覧いただけますと幸いです。