古いランドセルはアトムが多かったのですが、今回は違うようです。

本体の素材は顔料が塗布された革のようです。その顔料も割れてきています。付属の人工皮革はボロボロに剥げて粉状になっている箇所もあります。

このへり巻きを剥がす際にブチブチと切れていくことが想像できます。通常は使わない部分ですので問題はありません。

一番メインの部分がどのまで使えるかは解体した段階でないとはっきりとはお答えすることができません。

お客様とは状態について認識の共有をしています。解体が終わった段階で改めて打ち合わせをする予定です。

素材を曲げたり折ったりすることは即破損に繋がる事もご理解いただけていますので、出来る範囲でのリメイクとなる予定です。

考えてみれば最近のランドセルの素材は進化していますね。ラン活という言葉も良く耳にするようになりましたが、お客様も劣化する箇所ができるだけ少ない製品を選ばれるようです。多くの情報が手に入る時代ですので、比較検討ができます。数年前までは6年間持てば良いというものでしたが、今やリメイクまでも視野にいれてランドセルを購入されている方も多いです。

リメイクのショップの急増していますのでこれから群雄割拠の中で選ばれなければいけないことになりそうです。ＴＵＤＡはリメイク事業を大きくすることはありませんが、1件ずつ確実にお喜びいただける仕事をしていきます。