最近、土屋鞄製のランドセルをお預かりすることが多いのですが、付属にカラフルな革を使用したランドセルが多いです。今まではブルー、グリーン、ピンク、レッド、イエローがありましたが、パープルは初めてかもしれません。あまりに多くのランドセルをリメイクしてきましたので、初老の職人の記憶では思い出せないです。

重要なのはもとのイメージに引っ張られてこれでもかと付属のパーツを使う事はせず、チラ見せぐらいのレベルでさりげなく使っていくことです。その匙加減が難しいですね。作り手が女性であればまた仕上がりが変わってくるかもしれません。ＴＵＤＡは男性の職人が作っていますが作風は気に入っていただけているようでありがたいです。

あくまでシンプルに仕上げることを意識していますが、もともとキラキラなランドセルであれば当然派手にはなります。シンプルに大人っぽくする魔法は使えません。お問い合わせいただくお客様も投稿している写真のような仕上がりにしたいというお気持ちがおありです。最近はランドセルを買った段階ですでにリメイクのことまでお考えの方もいらっしゃいます。ランドセルリメイクはもうそんな地位を獲得しているのかと驚きます。

今や沢山のショップがあります。差別化を図ることは大変難しい状況です。結局は1件1件向き合う姿勢を評価していただき、ご紹介いただけるようにしていくことがＴＵＤＡのランドセルリメイクの目標です。ランドセルリメイクで終わりではなく、ＴＵＤＡの世界観にご興味をお持ちいただくことが本来の目的です。

引き続きよろしくお願いいたします。