まずは解体を終わらせました。本体の色がダークブラウンでピンクのステッチが映えるランドセルです。

芯材はへばりついているときがあります。厄介ですが焦らずにちまちま剥がしていきます。もともと薄い素材ですので剥さずにいると表面に響いてしまいます。少しでも高級感を出すためにも手を抜けないこともあります。ただ見えない箇所はどんどん簡略化することも技術のうちです。時間もコストとして考えています。お客様のご満足いく仕上がりと製作内容のバランスをしっかり考えています。

これから何年も継続していくことになれば、サービス内容の向上とともに価格改定もしていく必要があります。「下の子のときもよろしくお願いします。」とのお声も沢山いただきますが、現在の内容のまま続けていくことは難しいと考えています。

以前約20年保管されたランドセルをお預かりし、リメイクしたことがありました。大変お喜びいただけてその時0歳だったお子様が将来ご卒業されたとき、またリメイクをお願いしたいとのお話もありました。まずは親子2代のランドセルをリメイクすることを目標としています。

効率化には限界があっても価値の伝え方は沢山方法があると思います。もともと完成品をご満足いただくよりは過程で楽しんでいただくことに力を入れてきました。他のショップとは違った発信ができるように試行錯誤を続けていきますので、引き続きブログ、ＳＮＳをご覧いただけますと幸いです。