2022/09/12 18:12

始めた頃は発送用の箱がなかなか減らない状態でしたが、なんとか定期的に追加発注できるくらいになってきました。今日は箱の引き取りを含め仕入れ先を回っていました。

箱屋さんにはいつも迅速に用意していただき感謝しております。

現在は大阪府堺市でアトリエを構えていますが、仕入れ関係は全て大阪市内に出る必要があります。ただバッグ関係の資材は全て大阪だけで完結するのが大きなメリットです。実際に目で見て仕入れたい革も問屋さんが数件あります。

非常に小回りが利く環境ではあります。非常に便利で種類も豊富ため、道具に関しては衝動的に買いそうになる瞬間がありましたが、後で考えると全く必要ではないものがほとんどです。できるだけ少ない設備でものづくりすることを意識しています。

TUDAはいつ事業を畳んでも良いように身軽な状況を維持することを意識しています。昔、よくタンカーとタグボートを例にしてお話をしていただいたことがあります。

「タグボート(小さな組織)は港の中ですぐ方向転換が可能であるが、タンカー(大きな組織)は急に方向転換できずかなりの時間と距離が必要になる。」

TUDAの場合はタグボートほど良い物ではなく、手漕ぎのボートのようなものです。自分の力のみ推進力になります。人の手を借りるのは簡単ですが、よく考えないと重量オーバーで沈んだり、漕ぎ方が悪く進まないこともあります。同業者からもコラボや仕事の依頼の話も時々ありますが、結局来る話は基本断ることがベストであったりします。それぞれのレベルに応じた話が来るのではないでしょうか。例えば今まででトラブルがあった場合は、弊社はそういう依頼しかこないレベルなのだと認識することが大切かと思っています。なので今年も数件お話はいただきましたが、全てお断りしました。まだまだビリだと思ってこれからも気を引きしめて進んでいきます。

まずは11月の個展をやり遂げることが目標です。ご興味をお持ちの方も何人かおられますので楽しい空間なるように考えています。