到着してすぐお写真を送っていただきました。ここまでお手間をかけていただけて光栄に存じます。

ランドセルリメイクは事前にアンケート形式でご希望をお伺いしています。アイテムの種類の他に、どのような仕上がりをご希望かもお答えいただいています。

「社会人になっても、お母さんになっても」というコメントがありましたのでできるだけシンプルにかっこよくを意識してお作りしました。

名入れに関しては位置の指定にも対応しています。どこにどういう内容を刻印するかのご希望があればできる範囲でお応えしています。

お客様は、リメイクするということであれば革のランドセルを選んでおけばよかったと少し後悔の気持ちもおありですが、クラリーノも6年間我が子の小学校生活を支えてくれたことにも満足されていました。

確かに数年前まではランドセルをリメイクすることはポピュラーではなかったと思います。私も3年前に友人からの依頼がなければランドセルリメイクを知ることもなかったのです。独立する前、バッグの個人オーダーのお話がきたらとりあえず受けていた時期はありましたが、金額と時間が割に合わないことがほとんどで、最悪依頼者と音信不通になることもありました。そういうこともあり、個人オーダーもする余裕がないくらいに頑張ることを目標にここまできました。

しかし、ランドセルリメイクだけはお客様の熱量が違ったのです。6年間の想いがしっかり詰まったものです。捨てるに捨てられないという気持ちになるのは当然です。中にはご卒業されてから20年ほど保管されていたランドセルもありました。

モノを作って送るだけでは以前からやっていたスタイルと同じですので、何か付加価値をつけたサービスにするために試行錯誤を続けてきました。モノよりコトだと思ったのです。もっと低価格のショップは沢山あります。価格だけで比較したい場合、まずＴＵＤＡは選択肢から外れると思います。

価格設定の方法には基本は無いと思っています。ＴＵＤＡはこの金額であればお客様が最終的に納得していただけると信じて設定しています。作業から納品まではその伏線回収をしています。あのときＴＵＤＡに依頼して良かったと思っていただきたいので、いつか値上げができるようにこれからもレベルアップをしていきます。