2021/12/01 22:19

TUDAが作るバッグの中で一番大きなサイズです。

取り回しが大変なため、1辺を縫うだけでもかなりの時間がかかります。「今日は集中してこれ以外のことはしない」と覚悟を決めてとりかからないといけません。そうでないと気持ちが折れることもあります。

長いショルダーは胴に対して正確に縫い付けなければいけません。大きい胴に長いショルダーですので、縫製前にずれていないかしっかりチェックしています。

最近はミシンも高性能ですが、縫製の上手下手は下処理がしっかりできているかということも大いに関係しています。ミシンのアタッチメントを変えるだけで上手になるような都合の良い話はないと思います。メーカーにいた頃、どんな立体のものでも平ミシンできれいに仕上げる人がいました。TUDAはできるだけ少ない道具で美しい製品を作っていきます。

12月に入りぐっと冷えてきました。今日は作業を始める際はつらく感じました。人間集中してゾーンに入れば強いと思いますが、それまでに気持ちを温めることに気力が必要ですね。