2021/11/27 22:28

以前画像同じメーカーのランドセルをリメイクさせていただいたことがあります。

1年近くご依頼が続くと、どこかで型が被ってくることもあります。

TUDAはランドセルマニアではありませんが、特徴がある型であれば画像だけですぐどこのメーカーかわかることもあります。

本日は2つ同時に解体まで行いました。解体の手順もわかってきましたので、以前より作業は早くなりましたが、手は1つですので、めちゃくちゃ疲れます。握力が無くなり、目も疲れます。細かい塵も吸うことになります。

まわりから見るとかなり後ろ向きな作業に見えるかもわかりません。一からものを作り上げる職人ですが、解体もしっかり仕事にしています。今はランドセルに新しい命を吹き込む前の儀式の感覚です。

TUDAのランドセルリメイクは作業工程をすべてオープンにしています。お客様は完成形はある程度想像しておられると思います。どちらかというと工程にご興味があるのではないかという勝手な予想をしていましたが、それがドンピシャで当たっていたのです。

リメイクを始めた当初、割高感を感じておられたお客様もおられましたが、頻繁に進捗状況のご報告、製作内容の確認、製作中のご提案をさせていただきました。完成に近づいていくにつれ、安心感をもっていただけるようになりました。

ネット上ではありますが、1人の職人がお客様とかなりの数のやりとりをさせていただいています。多くの時間を使いますので、効率を求める現場では嫌がられる作業だと思います。でもこの部分にしかTUDA に勝機はありません。LINEでお問い合わせしていただいたときは硬い文章であっても、最後はかわいいスタンプもつけて返答していただけるような関係性を築けたこともありました。

商いってそういうことなのだろうと勝手に思っています。約1年間1日も休まずblogを続けてきたことも信用をいただけている要因かと思っています。

今月もあと3件ほどランドセルが送られてきます。ありがとうございます。

※ランドセルリメイクについては詳細ページをご覧いただき、まずはお問い合わせ下さい。