2021/11/24 22:27
今月末には受注生産の商品を発送できそうです。
今回商品のコンセプトには言及しません。詳しくは商品ページをご覧ください。
この一年は気軽に持てるバッグ中心にやってきましたが、こちらの商品はあえて手縫いで製作する部分もあり、作り込んだ仕様にしています。
1人の職人が量産するには向きませんが、大量にご注文が入ることはありませんので、1件1件丁寧に進めていきたいと思っています。
創業当初から、技術向上もしており、よりきれいなフォルムに作り上げることが可能になりました。
TUDA のバッグのボディは内縫いの仕様が多いです。画像のようにひっくり返してパイピンが出てくるように縫製するのです。
もともと職人は革鞄からスタートしておらず、布、合皮がメインの婦人バッグメーカーでサンプル師として就業した経験があり、そこで習得した技法を駆使しています。
ただ、布、合皮、革それぞれ特性があり、適切な下処理をしないとうまく縫えないことが多々あります。
特に革は部位によっても扱いが変わりますので闇雲に裁断してはいけない素材です。
牛革は当然牛の皮から作られますので、人間の体と同じようによく稼働する部位は伸びやすいのです。そのままミシンで縫い合わせるとミシンの押さえの圧で革が伸びて、距離が合わないという事態になります。
ショルダーベルトを製作するときは、伸びることは避けたいので、一番繊維の密度が高い背の部分を使います。
こういう色の革は鞄になるととても見映えが良いので作る側もワクワクします。