2021/11/20 23:54
TUDAはバッグブランドとしてスタートしました。現在は、ランドセルリメイクや小物のご依頼がメインとなっていますが、作り手の私は決してその部分はぶれることはありません。
ただバッグ単体ではどのブランドも売るのは大変だと思います。どのようなコンセプトなのか、どういうストーリーがあるか、またどんな職人が作っているかまで語ることができたらとても価値があるものになると思っています。
荷物の入れ物として機能するだけでよいのであればいくらでも安い商品はありますが、TUDAは今後も継続していくために強気で価格設定をしています。そしてその価格に見合うだけの世界感を作り上げているところです。
ブランド立ち上げ時はかなり尖ったコンセプトの商品を出していました。
『10歳からのレザーバッグ』
「将来物の価値が分かる大人になってほしい。」 「革製品はどんなものか早いうちから使ってエイジングを体験してほしい。」
そんな作り手目線強めの内容でした。
当然、そんな価格では買いにくいというご意見がほとんどではありましたが、切り口としては面白いというお声も沢山ありました。
ある経営者の方から「10歳からのレザーバッグ。私はとても好きです。よそがやってませんし。」と温かいお言葉をいただいたことが思い出されます。
女の子の10歳に着目するといろいろと面白いデータが出てきたのです。
来年我が子も10歳です。とりあえず商売臭くはせず、子供にモデルを頼んでみようかと考えています。二度と10歳の年はきませんので、父親との思い出の一つにしてほしいなと思います。