2021/09/26 08:46

ブラウンカラーのランドセルのかぶせを一部裁断し、財布の表側に使っています。

こちらのようなお色は初めてですが、小物にリメイクするととてもおちついた感じになります。
メゾピアノといいえば大手子供服ブランドですね。昔、TUDAが勤め人だったころにOEMのサンプル製作に携わった記憶があります。当時の仕事は革ではなく合皮の商品がほとんどだったと思います。

こちらのランドセルも革ではなく、クラリーノでした。今回経年劣化が目立つところはまだない状態で製作もはかどります。長年保管しておられたランドセルですと、カブセを曲げた際、表面がひび割れすることが多いです。ここ最近成人されたお客様のランドセルをお預かりしまし、なかなか難易度が高かったと思います。

レギュラーコースの財布の内装はこちらがご用意している革を使用しています。革の厚さも0.9mmに調整しています。通常はTUDAのオリジナルアイテムの素材としている栃木レザーです。財布の内装として最適な張りがあります。ランドセルの素材から内装は作ることはできますが、厚みがありますのでボテボテの財布が出来上がってしまい、そこに小銭、お札をいれるとかなり不細工になることが予想されます。

リメイクであっても見た目は大事です。TUDAは財布の職人ではありませんが、ご満足いただけるように日々精進しています。財布の熟練職人であればミシンでスピーディに仕上げるところ、TUDAは一針一針手縫いで進めています。リメイクは失敗しても替えの生地がないので、プレッシャーとの戦いにもなります。今後ミシンでの製作が慣れたとしても、油断しないため、リメイクのみ手縫いの技法も使っていきます。

ここから、仕上げをして引手をつけて完成となります。

※ランドセルリメイクについては詳細ページをご覧いただき、まずはお問い合わせ下さい。