初めて京都からのご依頼です。近畿ではまだ奈良、滋賀、和歌山のお客様とご縁がありません。

ブラウンカラーのランドセルは初めてお預かりします。こういうシックなカラーはリメイクしたらかっこよく仕上がりそうです。

お子様が小学生の頃は差し色のピンクの部分がお気に入りだったとのことです。その部分を活用して、キーリングの一部かL字ファスナー財布の引手に利用してほしいというコメントがありました。

その他のこだわりは、かぶせ部分の飾りステッチをペンケースのデザインとして取り入れることを希望されています。

かぶせのステッチに関しては各メーカーで縫製の仕方が違いますので、実際にこちらで目視し、解体してみないとわからない部分もあります。今回はカブセのステッチが裏地に貫通している仕様でしたので、そのままつかうとなると厚みがありすぎますので、もともとのステッチほついていく必要があります。

その作業をしないと進める事ができないことでも、お客様にはちゃんとお伺いをたてて、OKをいただいてから進めていきます。今回はステッチをすべてほつくことになりました。

人間慣れてくるとそういう小さな確認を抜いてしまいがちです。ＴＵＤＡにとってランドセルリメイクはお客様との信頼を築いていくことを目的としています。もちろん報酬をいただかないと継続できるものではありませんが、ものを作って送るだけのサービスではないことを自覚しています。お客様のお手伝いをさせていただく姿勢は絶対に崩すことはありません。完成までお付き合いいただいたお客様の中には、製作工程の写真をすべて保存された方もおられます。完成までの時間にはプライスレスな部分が存在すると思っています。

色々なお客様がおられると思いますので、ＴＵＤＡのスタイルが合うかどうかは、お問い合わせの際じっくりやりとりをさせていただかないとわかりません。しっかりご説明もさせていただいていますので、まだクレームをいただいたことはありません。

いつも良いご縁をいただき感謝しています。

※ランドセルリメイクについては詳細ページをご覧いただき、まずはお問い合わせ下さい。