先日スタートした新ラインnaderu(ナデル）

メインの素材は革友禅です。革友禅についての参考の記事はこちらです。

内装に使う革は全体のバランスを考えて素材を選んでいます。

しかし、なかなか便利なものはないです。見た目に関して通常経年変化と呼ばれるものが逆にデメリットになるようなこともあります。素上げのヌメ革でも日焼けするとだんだん飴色に近づいていきます。無地の製品であればそれが醍醐味として喜ばれています。TUDAの別ラインでも経年変化を売りにしているものがあります。

しかし、naderuの革友禅はポップなイメージですので、付属の革はできるだけ白に近く、日焼けがしにくいヌメ革を探しました。素上げのヌメ革は加工する際、汚れがつきやすく、とることもできません。それを防ぐために処理剤を塗膜をつくる作業が必要になります。

革友禅は触り心地の良さが一番の特徴ではありますが、ビジュアルが良くないと「触れてみたい」と思っていただくまで至らないと考えています。いつか皆様に触れていただける機会も作りたいと思います。