2021/08/23 22:27

こちらは以前リメイクしたランドセルの画像です。

またランドセルリメイクについてお問い合わせが増えてきましたので、blogの話題としてとりあげたいと思います。

TUDAは2020年立ち上げたレザーバッグのブランドです。同年、お客様との関係性を築いていくためにランドセルリメイクも始めました。
きっかけは同級生からの依頼でした。初めてリメイクを行い、大変喜んでくれたことがきっかけです。全国でランドセルの処分に困っているご家庭や、卒業の際ランドセルリメイクを計画しているご家庭のお手伝いをしたいという気持ちがあります。

ランドセルリメイクは、1件につき大変な時間を要しますので、事業の1つとして継続していくための料金設定をしなければいけません。1人の職人だけの作業ですので、他の大きな業者と同じ料金では成り立ちません。ただ、情報発信だけは負けないようにしています。

ご縁をいただいたお客様には、お子様についての情報を詳しくお伺いします。製作開始してから頻繁に画像で進捗状況をお伝えし、製作風景もblogでご紹介しています。リアルタイムで製作状況がわかり、一緒に作っている感覚になっていただきます。途中でお伺いも立てて認識のずれも防いでいます。すべて共有していただきたいのです。

大きな業者と差別化できるとしたらこの部分しかないと思います。いくら職人の腕が良くて、丁寧に作ってあげようという気持ちがあっても、お客様との気持ちの距離があれば伝わるものも伝わらないと思っています。

TUDAにとってランドセルリメイクは、「お客様の大切な思い出を繋ぐお手伝いをさせていただく」ことだと考えています。「自分だったらこうしてほしい」と考えてサービスするのではなく、お客様に直接ご意見をお伺いし、それをご希望通りの形にするのは非常に難しいこです。お客様の宝物をお預かりし、鋏を入れ、いじる事を託されているのですから、1人の職人の独りよがりで製作してはいけないと考えています。

「やってあげている」という気持ちを持ちだしたら、ランドセルリメイクは辞めようと思っています。


ご覧になっていただけると幸いです。