2021/07/28 15:13

毎日暑いですね。

こちらのバッグは商品ではなく、ナニワの革問屋巡り&製作体験で使うサンプルです。初心者の方でもミシンで製作していただくことができるバッグです。

夏場は工房もかなり暑くなり、クーラーではちょっと追い付かないので、ナニワの革問屋巡り&製作体験はお休みしています。ただ、暑さなんてへっちゃらだという方は対応させていただきます。
※ご興味のある方は専用ページをご覧ください。


さて、今回はタンニン鞣しの素上げの革は、窓際におくとどんな感じで日焼けしていくのかを3か月ほどかけて実験したものをご紹介します。まだこれからも継続していこうと思っています。

窓際はこんな感じで、日毎にポジションを変えながら進めていきます。

下に敷いているのが元の革でほとんど光を当てていない状態です。上にのせているのが窓際で3カ月日光に当てた状態です。

タンニン鞣しの革で薄い色であればこういう色の変化も楽しんでいただけると思います。「革製品を育てる」といった表現もあります。ただ、TUDAとしてはもともとのヌメ色で全体のバランスがとれている商品もこれから出してきますので、経年変化が裏目に出てイメージがガラッと変わってしまう場合もあると考えています。タンニン鞣しの革でも急激な経年変化をしないものもありますので、うまくチョイスして使っていく必要があります。

「ヌメ革=経年変化を楽しむ」は当たり前の売り文句になっていますので、TUDAとしては、その売り文句に頼り過ぎず、他の部分でも訴えかけていきたいと考えています。