2021/06/29 06:00

初めてシュリンクレザーのランドセルをリメイクします。


解体していると、本革の部分、クラリーノの部分、合皮の部分があることがわかりました。

やはりカブセ、胴、前ポケット、マチ、ショルダー表、ベルト等メインになる部分は本革でした。

へり巻きと呼ばれる口元やカブセに巻くテープはクラリーノでした。

裏地はすべて合皮が使用されていました。

今回のランドセルは特殊な作り方をしている部分もありました。カシメに関してはTUDAでも使用するタイプのものが使われていたので、カシメ外しという道具で容易に外すことができました。



逆にランドセル下部の一番大きな金具は今までと比べ物にならないくらい頑丈な留め方になっていて、外すのには時間がかかりそうです。

お客様に解体途中の画像をお送りしたところ、「ランドセルにはご苦労様と言いたいです。」とコメントをされていました。

これから新しい命を吹き込む作業へと入っていきます。お客様のご期待に応えていきたいと思います。