2021/06/06 15:55

革小物用の資材も残り少なくなってきました。

こちは栃木レザーを使ったブックカバーです。光沢が栃木レザーの特徴というわけではなく、どこのタンナー(皮革製造業者)でも光沢のある仕上げにできるのです。

TUDAは小物に関しては、経年変化に期待して栃木レザーを採用しています。長く使っていただきたいという気持ちが大きいです。

今回はご注文いただいているブックカバーの製造工程を少しご紹介します。


帯の部分に箔押しをします。ブラウンの革に非常にマッチします。

縫製の工程です。
もちろん縫製は丁寧に進めていきます。無地の革はステッチに特に目が行きます。現在は、問題なく縫えていても、これから年を取って視力が落ちれくれば、避けなければいけない素材かもしれません。頭の固いじじいを目指しておりませんので、無地にこだわらず、柔軟に素材の変更もしていく必要があります。

仕上げに栄養クリームを塗ってから、梱包作業に移っていきます。

革はもともと「皮」なのです。我々人間もスキンケアが必要なように革もケアは必要になります。自分の肌がガサガサのままほったらかしにする方はあまりおられないと思います。クリームを塗布するとより光沢が出てきます。

これはご購入後も是非定期的に行って、革製品を育てていって下さい。

こちらのブックカバーの販売ページです。※ロットぶれ等で画像の見え方は異なります。