ここ数カ月、ランドセルリメイクで様々なご要望にお応えしてきました。製作していて感じたことは、アレンジ力があればもっと付加価値をつけることができるのではということです。アレンジ力というよりかは引き出しを増やすといったほうが正しいかもしれません。

リメイクに関してはランドセルしかお引き受けしませんが、研修としていろいろな素材を使って製作をしていくことも大事だと思っています。

昨年から心安くしていただいている大阪生野の革友禅タケグチさんから、先日珍しい素材を譲っていただきました。昔、手書きのろうけつ染めの革を扱っておられて、少しだけ在庫分を譲っていただきました。「試しに商品作ってウチの棚で陳列したらいい。」と言っていただいたので、仕事の合間で製作していました。浮世絵や文楽のデザインでかなりパンチが効いています。

写真は新しく製作したマルチケースです。ランドセルリメイクで初めてマルチケースをお作りしました。ご要望がなければこの先も作っていなかったかもしれません。型紙があるので、いろいろな素材で試そうと思っていました。

実は譲っていただいたろうけつ染めの革を、トートバッグと巾着バッグの一部に使い、陳列させていただいたところ、数日で売れてしまいました。こういうことが起こるので何が売れるか本当にわからなくなります。まだお店にもっていけてませんが、マルチケースもどんな反応があるかドキドキします。

テストマーケティングをさせていただいているタケグチさんには感謝の気持ちでいっぱいです。