ランドセルリメイクのお客様のほとんどが財布をご希望されます。ＴＵＤＡでは長財布ではなく、小さめのＬ字ファスナー財布をおすすめしています。大きめの財布を作る場合、かなりの面積が必要ですので、他のアイテムの材料がとれないのです。できるだけたくさんのアイテムをお作りできるようにするため、あえて小さめのサイズをご用意しています。

 

今回のランドセルはかぶせに飾りのテープが縫い付けられていましたので、リメイクする際、扱いづらそうな予感はしていました。とりあえず、解体時、かぶせのステッチをすべて外してから考えることにしました。

 

中央部分の両面テープのあとが取れにくくて、苦労しました。工房にあるアルコールを吹き付けて布でかなりこすったと思います。

 

財布はランドセルの刺繍部分をいれないようにというご希望でした。その関係で、縫い穴を含む部分を裁断することになりますので、ステッチもこちらで入れ直しました。なるべく自然に見えるようにするため、非常に集中力が必要です。

 

アウター部分にお名前、内装に入学卒業年月日を刻印しました。

 

財布の製作の前に、これらすべてのことをお客様とお打合せしています。また進捗状況も1日に数回お伝えします。午前中にLINEで打ち合わせを開始し、製作しながら、確認をとり、夕方には完成しています。画像もかなりの数をお送りしています。今回はお客様のレスポンスが非常に早く、かなり製作にご興味をもたれていることを感じました。

 

ランドセルリメイクは、こちらが一方的に進めることではなく、あくまでお客様のお手伝いという姿勢ですので、今のところはこのやり方で進めていきます。

 ※ランドセルリメイクの詳細についてはこちらをご覧下さい。