2021/04/24 09:57

45月はラン活の時期のようですね。小学校入学の1年前から百貨店や専門店でランドセルを注文されておられます。一年後ピカピカのランドセルを背負った姿を思い浮かべながら、買い物をされているのでしょうね。

 

そのタイミングでリメイクのお話をしますので、気が早すぎるとは思います。しかし、ランドセルリメイク依頼やお問い合わせはシーズン関係なくいただいています。今年小学校を卒業されたお子様をお持ちのお客様から、リメイクに関するお問い合わせとご依頼が4月に入ってからも続いています。

 

TUDAは昨年から事業の1つとしてランドセルリメイクを行っています。2019年バッグの職人として独立し、2020TUDAを立ち上げました。リメイクに関しては、立ち上げ1年目の夏ごろ、知人から子供のランドセルをリメイクしてくれないかという依頼を受けたことが始まりです。

 

TUDAの職人津田は婦人バッグメーカーで9年就業し、サンプル製作の技術を習得しました。しかしランドセルは作ったことがなく、自分自身も小学校卒業してからは触ったこともなく、まずどこから解体していけば良いかわからない状態でした。

 

依頼としては「使えそうなところはすべて使ってほしい」ということでした。リメイク業者によってはかぶせだけ外して、そこから数点アイテムを作り、他は廃棄するようなやり方もありますが、もっとお客様に喜んでいただけることはないかと考えました。

 

実際に細かく解体したら、かなり時間を使い、疲れることがわかりました。職人は一人ですので、たいへん非効率な作業です。しかし、使い終わったランドセルはただのモノではなく、『思い出が詰まったもの』という位置づけにすれば、きちんと扱わないといけない宝物に見えてきます。

 

「きちんと扱ってくれている」と思っていただくことでこのサービスに一つの付加価値をつけることができると思っています。言葉で書くと簡単なことに感じますが、すべての人間ができるかはわかりません。こちらの姿勢をどうお客様に伝えていけるかが一番難しいと思います。お問い合わせに対する対応、製作中のご報告、作品の仕上がり等どこが欠けてもいけないです。

 

まだまだリメイクは経験が浅いですが、お客様との距離感を大事にしています。そのため、現在のリメイクサービスではカタログを作らず、お客様とああでもないこうでもないと、一緒になって作っていくような感覚で進めていきます。製作中の悩みや完成の喜びを共有し、それを楽しんでいただいたら面白いのではと思っています。今までお客様のアイデアをそのまま製作に活かした事例も多いです。


ランドセルを放りこんだら、リメイク品になって出てくる機械のようなサービスにならないように意識しています。便利になりすぎた世の中では、泥臭くても人の温かみが感じられるようなサービスが逆に新鮮に感じるのでは思っています。

 

ご興味ありましたらこちらから詳細をご覧いただき、まずはお問い合わせ下さい。