TUDAは大阪で1人の職人が立ち上げたレザーバッグブランドです。

 

事業の１つとして2020年末からランドセルをリメイクするサービスを始めました。子供が中学生になった知人から依頼を受けたのがきっかけです。元々バッグメーカーのサンプル職人としての経験がありますが、ランドセルのノウハウは全くなく、いざ解体してみる今まで扱ったことのない資材もたくさんありました。

 

材料は限られていますので、失敗できないというプレッシャーのなかで進めていかなければいけないこともわかりました。「失敗しても構わないから」という言葉をいただきましたが、お代金をいただく以上、ご期待を越えていく仕事をしたいという気持ちにもなりました。

必死になって製作し、大変喜んでくれたのを思い出します。

 

私には小学生の子供がいますが、学校指定のリュックを使用していて、ランドセルリメイクとは無縁です。我が子にはできない分、全国でランドセルの処分にお困りのご家庭があれば、今まで培った技術でお役に立てないかと思ったのです。

 

リメイクしてできるアイテムは限られてきます。当初、たくさんの業者がある中で差別化は結構大変だと感じました。またチームでの製作ではないので、スピード感、価格設定では多くの職人を抱える工房には負けてしまうのではという事も考えていました。

 

とにかく始めてから考えようということで現在に至っています。3月のシーズンはおかげ様でたくさんのお問い合わせもいただき、現在も製作進行中です。

 

TUDAは他社とくらべて強気の値段設定にみえると思いますが、価格以上に価値を感じていただけるように日々レベルアップしています。製作前に、お客様と良い関係性を作るため、簡単なアンケートにお答えいただいています。

少しでもお子様のイメージができたら製作に反映することもできます。また、メールやＬＩＮＥでやりとりさせていただく際の話題作りになり、毎回お客様との心の距離を少しだけ縮めることができています。もちろんそれだけでは縮まることはございません。

 

「下の子が卒業したときもお願いしたいです。」とのお声をいただくようにもなりました。

 

大変ありがたいお言葉です。

※ランドセルリメイクについてはこちらをご覧いただき、まずはお問い合わせください。