パステルカラーのランドセルをお預かりしております。まず解体からです。

 

ランドセルもメーカーによって作り方が違うことがわかります。ＴＵＤＡの職人はランドセルのメーカーは経験していませんので、一からは製作するノウハウも設備もございません。作って売るとなれば、完全にチームでないと商売としては成り立たないものです。

 

リメイクなら楽でしょと思われるかもしれませんが、解体が大変です。

できるだけ生地を傷つけたくないので鋏ではなく、ニッパーを使い糸を切っていきます。

細かいパーツでも、もしかしたら使える場合があるからです。

 

写真の状態から、マチのパーツも外していきます。

糊付けされているパーツも力づくで外すと破れる可能性があるので集中力が必要です。

お代金をいただているにも関わらず、使い物にならないようにすることだけは回避しなければいけません。それほど神経を使う仕事でもあります。

 

これも何人もスタッフをかかえる業者であれば解体だけする人を配置することもできるかもしれませんが、1人で解体して、さあこれから製作だという時には体力がかなり奪われている状態です。

 

そんなリメイクをカタログ作って効率化を図ることもせず、ヒアリングから始め、お客様のご希望にできるだけ合わせるアイテムを製作しています。一般的には固定の5点セット等でTUDAよりお安く提示されていることが多いです。

 

1人の職人がすることですので、逆に日数がかかっても、できるだけかゆいところに手が届くような仕事をするしか差別化を図ることができません。他の職人さんは、割に合わないので絶対手を付けたくないと思う仕事です。

TUDAのランドセルリメイクがどんな内容なのか知りたい方はこちらをご覧ください。

これもTUDAの挑戦であり修行なのです。お客様にはお付き合いいただき感謝の気持ちでいっぱいです。ランドセルリメイクだけのお付き合いではなく、TUDAの姿勢を評価していただけるように継続していくだけです。やっていくなかで新たなヒントがあると考えております。

今は付加価値を感じていただける仕事をしていくだけです。