2021/01/17 12:14

去年ブックカバーの単行本サイズのご依頼をいただいたことがあり、今年からレギュラーアイテムとしてECで販売しております。

 

単行本サイズはTUDAのブックカバーを販売していただいている神戸のブックカフェの常連さんからのご依頼でした。

 

先日ブックカフェのほうにオーダー分を納品させていただいたところ、単行本が入らないというご連絡をいただきました。こちらではフィットするか検品もしたのに何故?ということになりました。

 

調べていくと、単行本ならではの特徴による問題であることがわかりました。単行本にはソフトカバーとハードカバーがあるということです。本体表紙の厚みが違うのです。

その厚みがあるため、ソフトカバーでは余裕で入る設計でも、ハードカバーでは全く入らないということになるのだと納得いたしました。

 

ソフトカバーは並製本と呼ばれており、ハードカバーに比べ表紙が柔らかく、本文用紙と同じ大きさとなります。主に文芸書、実用書など幅広い書籍で使用されております。新書、文庫本ではほとんどがソフトカバーです。

 

それに対してハードカバーは上製本とも呼ばれ、厚手のボール紙を色上質紙などで包んだ表紙が使用されております。丈夫で長持ちするのが特徴です。また、表紙の大きさが本文用紙に比べてやや大きめになります。なお、ハードカバーの場合は必ず見返しをつける仕様になってます。主に文芸書、絵本、写真集に使用されております。

 

私は以前取引先のブックカフェの本も購入いたしました。そのときはソフトカバーの実用書を選びました。本が入らないとご連絡をいただいた際、お店のラインナップの約7割がハードカバーということをマスターからお聞きしました。たしかに、『本が好きな人』が選ぶ本と私が読む本は全く世界が違うなと思います。きっちり製本された感じの本は風格もあり、書かれている内容、世界観も含めて魅力があるのでしょう。

 


このサイズ修正にはスピーディーに対応しております。このご依頼をいただかなければ、気づけなかったことですので、本当にありがたかったです。