2021/01/16 00:00

 大阪でTUDAというバッグブランドを1人で運営しております。昨年から始めたランドセルリメイクの一例をご紹介いたします。

初めに声をかけていただいたのは私の同級生でした。2人のお子様が中学校に進学され、ランドセルを別の形で保存できたらという想いを持たれておりました。ご依頼者様宅にお伺いし、実物を拝見いたしました。しっかり不織布の袋にくるんで箱に入れておられたので、初めてランドセルは親御様にとっても特別な鞄なのだと感じました。

 

TUDAはランドセルに関しては一から作る技術、設備はございません。職人は袋物の技術のみで勝負しております。その限られた技術でも、リメイクという事でしたらお客様のお役に立つこともできます。大量に物が作られ、廃棄されていく時代のなかで『良いものを長く使うこと』を常に考え、沢山の人にその魅力を嗜んでいただきたいという想いで製作に取り組んでいるTUDAだからこそ、ランドセルリメイクはやる意味があると考えております。

 

TUDAは外注工場があるわけでなく、すべて一人で製作するスタイルです。たくさんの依頼に対応させていただく場合、短納期はもちろん難しいことですが、その分じっくりヒアリングし、お客様にとって「特別なもの」に仕上げるスタイルをとりたいと思いますので、気長にお待ちいただけない方にはおすすめはできません。

 

2021年初めにご依頼いただいたのは双子のお子様のお使いだった2つのランドセル。卒業後、クローゼットの中に保管されていましたが、ご両親の想いがあり、なかなか捨てられずにいたとお話されておりました。

 

まず1つを解体して5つのアイテムとして生まれ変わりました。


財布:お子様の入学、卒業の年、身長の変化、特徴などを参考にして作品になっております。一部本革を使用。

 

 

カードケース:かぶせ部分の刺繍を活かしたデザインです。内側は本革を使用。


フォトフレーム:素材を活かしたデザインです。お子様のシールがそのままデザインとして残しました。一部本革使用。

 

サコッシュ:ランドセルのマチを今回は全面背面に使用し、金具もできるだけ利用しました。

 

ミニランドセル:最終残った素材で製作しました。オブジェとして飾っていただくためのものです。

 

TUDAのランドセルリメイクに関しては、カタログのようなものはあえて作らないことにいたしました。専門業者ではございませんので、どこまでご希望通りにできるかわかりませんが、できる限りお客様の想いを形にしていきます。

お問い合わせはこちらからお願いいたします。※リメイク以外のお問い合わせはご遠慮下さい。

 https://thebase.in/inquiry/tudabag                                                                                                                         

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