2021/01/07 09:05
お二人分のランドセルをお預かりしております。昨年ご卒業された双子のお子様が使われていたものです。同じお色でしたので、デコレーションシールや、擦れた後等で区別しております。同じ形、同じカラーでもそれぞれちがった想いが詰まっているので、間違えることはできません。
今回リメイク後はご両親がお持ちになるとのことでしたので、実用的なものを考えております。ご依頼時に前回の事例としてL字ファスナーのミニ財布をお見せしました。「おまかせします」とありがたいお言葉をいただきましたが、納得していただきながらの進行が良いと思い、ご提案しつつ、進み具合をご報告していきます。
材料が限られていますので、失敗はできません。モノによっては手縫いで製作を考えております。まだ作っていないものはサンプル製作も必要です。
現在は、財布以外にも材料が残った場合、できそうなものをピックアップしていっております。小銭入れ、カードケース、ブックカバー(手帳カバー)等が良いと思います。
前回ご依頼をいただいた際、ランドセルはほぼカブセの部分しか利用できないのがわかりました。限られた面積の中でどれだけとれるか、全体の絵をはっきりさせておかないと、思い切ってスタートできません。解体前の段取り決めが一番重要です。
やはりここぞという時は、紙に書く(描く)ことにしております。しかし、なかなかリメイクとなるといくつも案がでてくるようなものではないです。特別感を表現するのが一番難しいですが、ご期待を上回ることをしていく必要があります。