2020/12/25 06:00

大阪で唯一無二の素材を生み出している会社さんをご紹介いただき、TUDAの工房から近いということもあって私も頻繁に顔を出すようになりました。

 

かなりパンチ力のある高額な素材ですので、打ち出し方が難しいため、なかなか参入できない反面、ものにしたらかなりすごいことになると思っています・・・

 

社長様から新素材ができたので、「見に来る?」という連絡をいただき、ショップのほうにお伺いしました。

 

ショップは1人で来られる女性が多く、ほとんどが常連のお客様です。社長様がおしゃべり好きなので気軽に入店できるのでしょう。

 

たまたま私がお伺いした際にお客様が来られて、ご自分で手作りされたバッグを出されて、『お店の素材を使って同じ形を作ってほしい。』というご依頼をされました。社長様は常連さんのカスタムオーダーは常に受けておられるのです。本業の素材売りで儲けておられるからこそ出来ることです。

 

社長様がお話をお聞きし、お客様が帰られてから、私に「これ・・・君やってみるか?」とおっしゃられ、一瞬時が止まりました。

 

しかし、すぐその真意に気づきました。TUDAだったら任せられる・・・そのお店の命ともいえる素材を私がどう料理するか見てみたいと思っておられるのだと・・・

 

以前から買わせていただいた素材でサンプル製作し、お見せしてはいました。ここでそんなありがたいお話をいただけるなんて思ってもいなかったことです。


 

中途半端な人間には売りたくないとおっしゃられた素材です。光栄でもあり、ものすごいプレッシャーがかかるお仕事でした。私はそういうときは期待以上の仕事をしたいという気持ちが湧いてきます。

 

お見せできませんが、内装には革タグにお客様の名入れをして差し上げました。

 そして『昨日の今日』ということにこだわりましたので、24時間以内に納品いたしました。


態度でお応えたしたかったのです。