2020/12/16 06:00

かなりわくわくする企画を進めております。

 

その企画用の革を仕入れ裁断を始めました。今回だけは革を全面に出すという事ではなく、革に印刷という方法用いて商品を製作していきます。つまり革の丈夫さだけを活かし、印刷でパンチを効かしていくという事です。


通常は革といったら版を作ってホットスタンプという方法にはなります。もちろん焼印や箔押しも先に裁断してからになります。


革は合皮のように一定幅のロールになっている素材ではなく、非常に歩留まりの悪い素材であります。何せ動物から剥ぎ取った皮から革にしたのですからね。革の端もリアス式海岸のようになっております。

 

最終的に残った端材は小物やキーホルダーをつくるであろうと置いていてもそのまま何年も寝かされがちです。私は端材では何か作ることは考えておりません。今後は端材販売という形でハンドメイド好きな方々にご提供していこうと思っております。

 

今回はまず印刷という工程からしかできません。四角に裁断した革に印刷し、あとで刃型で抜くという異例のやり方になります。ロスが出るのは確実なので、革の中でも低価格帯のもので、インクジェットがうまく乗りやすそうなものを選びました。ただ、印刷の業者さんのテストに出して仕上がりを見る必要はございます。

 

とりあえずテスト用の端材、サンプル&本生産用の革の裁断を行いました。



工房もかなり冷えてきており、乾燥もしているので指先が大変なことになってきております。裁断も手袋をつけて行っております。人一倍皮膚が弱いのでこの時期は本当につらいです・・・